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自己啓発ブログ。

「井上尚弥選手の強さ」

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井上尚弥選手は強すぎる。

 

団体が複数ある

2019年5月18日、

待ちに待った、WBSSバンタム級の準決勝が行われた。

井上尚弥選手に相対するは、

IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)選手。

19戦無敗の世界チャンピョンである。

同じく、井上尚弥選手も、

17戦無敗のWBA世界チャンピョンです。

同い年であり、

また無敗の世界チャンピョン同士の対決に、

ボクシングファンならきっと胸を躍らせたことでしょう。

あまり、ボクシングに詳しくない方に、

簡単に説明すると、

今のボクシングの世界には、

複数団体があり、

WBA・WBC・IBF・WBOという4つの団体が存在します。

そして、それぞれの団体に世界チャンピョンが存在し、

世界で一番強い人を決める競技において、

複数王者が存在しているのです。

当然のことながら、

「では、その中でも誰が一番強いの?」という疑問が浮かんできます。

その疑問を解消する為に、

生まれた大会が、

ボクシング版ワールドカップと言われる「WBSS」なのです。

 

最初は動きが固かった

WBSS、トーナメント初戦で、

元WBAスーパー王者のフアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と対戦し、

わずか70秒でKO勝利。

衝撃的な試合を繰り広げたこともあり、

観客の井上尚弥に対する期待値も上がり過ぎていたように思います。

相手が大本命のロドリゲス選手だっただけに、

初回のラウンドは、

井上尚弥選手に気負いというか、

力みを感じる場面があったように見えました。

井上尚弥選手の表情を見ても、

終始自分自身のパフォーマンスに驚いているようにも見え、

一瞬、ヒヤッとするようなシーンもあったように、

素人ながらに感じました。

それだけロドリゲス選手を評価し、

またその実力を肌で感じていたのかも知れません。

 

自我をコントロールする力

しかし、

そこは井上尚弥が井上尚弥たる所以だと、

再確認させてもらえたのが、

第2ラウンドでした。

初回のラウンドとは違く、

「いつもの井上尚弥」の姿がそこには、ありました。

あれほどプレッシャーのかかる試合で、

インターバルの短い時間をうまく利用し、

大きく軌道修正する。

その力は、やはり流石といったところ。

肩の力が抜け、

見ている限りでは、余裕すら感じるほどに、

絶対的な自信に満たされているように感じました。

259秒というわずかな時間で、

無敗の王者ロドリゲスを、

リングに沈めた井上尚弥選手は、

両手を上に突き上げ、

喜びを露わにしていました。

それほど、井上尚弥選手と言えど、

ロドリゲス選手は、大きな壁だったのでしょう。

 

自分がわかっている

それにしても、

記者会見や、インタビューのコメントから、

井上尚弥選手がいかに、

自分と向き合い、自己分析しているかがわかります。

ロドリゲス選手が、

試合前日の計量で遅刻した際にも、

決してイライラすることもなく、

「イライラしなかった。状態が良いということ。」と、

自己分析している。

試合の際にも、

少し動きが固かった1ラウンドの中でも、

「パンチが当たれば相手は倒れるな」と、

分析していた。

これは、決して自分に暗示をかけているのでも、

強がっているのでもなく、

等身大の自分が明確に理解できている為、

事実として、冷静に判断している印象をうけます。

そこの判断を見誤ってしまうと、

読みと結果にズレが出てきてしまうが、

井上尚弥選手は、

見事に、自分の思った通りの結果を引き起こしたのです。

ロドリゲス選手は、今までプロの試合において、

負け知らずで、

もちろん、世界チャンピョンともなると、

強靭な肉体、そして、

決して折れることない鋼のメンタルを持ち合わせているものです。

しかし、

井上尚弥選手に、ボディブローを入れられ、

二度目のダウンをした際には、

完全に心を折られ、

セコンドに「無理だ」と、

アイコンタクトを送っていました。

三度目のダウンの時には、

特にクリーンヒットしていないにもかかわらず、

自ら座りこんでしまったのです。

井上尚弥選手は、

バンタム級では、スピードはもちろん速いのですが、

パンチ力が規格外だそうです。

ロドリゲス選手も受けたことのないパンチを受けていたのかも知れません。

 

次戦はドネア

次戦は、世界5階級制覇の実績を持ち、現WBAスーパー王者のノニト・ドネア(36)=フィリピン。

今年の秋にマッチアップするそうです。

相手に不足はないし、

ロドリゲスとは違く、

ドネアは、井上尚弥選手に対して、

友好的です。

あまり、張り合うタイプではないだけに、

凄みを感じてしまいます。

ドネアは、井上尚弥とは違って、

ベテランで経験が豊富です。

もし、井上尚弥選手が、

ロドリゲスの時と同じように、

少しでも気負いや、力みがあった場合に、

その隙に付け入る可能性も十分に考えられます。

井上尚弥選手は、日本のプロボクシング史上、

最高傑作と言われています。

是非とも井上尚弥選手には、

統一王者に君臨してほしいと願うばかりであります。

皆さんで、期待し、応援していきましょう。

ではこの辺で。

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